18年前、阪神淡路大震災の時は和歌山県にも大きな揺れがありました。
当時のことを思い出すのは辛いこともあるかもしれませんが、
大切な現実を忘れない為に、そして失敗を繰り返さない為にと
心を込めてお届けしました。
客席と近いということ、
そしてご高齢の方が多かったということもあり、
ホールでの語り方とまた違って、
本当に目の前にいる“あなた”に語りかける、
そんな気持ちでお届けしました。
善福寺は、住宅地の一角に建つお寺です。
私たちが乗り入れた車も、何度か切り返しをしないと曲がる事ができない、
車同士のすれ違いが困難など、細い道を抜けた先にありました。
集まってくださった方々の状況からも、
ご高齢の方がたくさん住んでいらっしゃる地域というのもわかりました。
もしここで18年前のような地震が発生したら・・・。
私たちの言葉の中にもある、
「消防車1台が通れない道」
「救急車がたどり着けない場所」
「ここで火災が発生したら・・・」など、
共感して頂ける所も多かったのではないでしょうか?
上演後は皆さんが
「よかったよ」
「頑張ってね」
とたくさんの声をかけてくださいました。
その中に、
「当時の事を思い出した」
「この辺りは大きな被害はなかったけれど、揺れは大きくビックリして起きた」
「忘れていた事を思い出しました」
そんな声も頂きました。
2時間程しか離れていない、同じ関西で起きた大災害も、
やはり時間と共に風化されていくのだということを感じ、
まただからこそ、伝えていかなければいけないという想いを感じました。
テーマ曲が入ったCDも、ほとんどの方が買ってくださいました。
神戸での上演がきっかけで実現した和歌山県での上演。
こうやった縁で広がっていくことに感謝です。
上演が終わる頃には、雨もすっかり上がっていました。
雨の中、たくさんの方々に足を運んで頂きありがとうございました。
そして私たちは、またその日の内に大阪へ。
帰宅した時には、次の日になっていました。
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